パーソナリティ障害による問題|自分や周りを傷つけるココロの欠点

女性に多い危険な傾向

白い錠剤

若い女性が特に患いやすい精神傾向として、境界性パーソナリティ障害が挙げられます。境界性パーソナリティ障害とは、常に強いイライラ感を持っており、衝動的な行動や相手に対しての態度の激しい変化などが見られる傾向です。周囲の人にとってこうした人物は付き合いづらい印象をもたれるので、孤立しがちとなる場合があるのです。ささいな事で突然怒ることや、少し親切にするだけで相手へ大きな好意を抱くなど、常に感情の振れ幅が大きいので、周囲の人にとってこうした傾向を持つ人の心は把握しづらく、本人だけでなく関わる人の多くに莫大なストレスを与えてしまうでしょう。この境界性パーソナリティ障害の特徴として、自己破壊的な行為を行いがちである場合があります。過度なアルコールやカードを使った買い物でたくさんの負債を抱える事もあり、実生活に悪影響を与える事が多くあります。また、複数の人と性的関係を持つ傾向もあるので、恋人との関係も長続きしないなどの問題もあるのです。しかしながら境界性パーソナリティ障害は、本人にもこうした行動を起こす自分自身に対し、自責の念を持つものです。こうした行動が間違っている、自分でも変えたいと考えていても、強い衝動に駆られて自制が効かない自分自身に深い嫌悪感を抱き、自傷行為などを起こす事も多くあります。うつ病などによって衝動的に自殺を行う人とは違い、境界性パーソナリティ障害の人はわざと他の人に見つかるように、目立つ場所での自傷や電話やメールを使って相手へ自傷行為を伝える場合が多くある点も特徴的です。境界性パーソナリティ障害の傾向がある人は、幼少期に親から十分な愛情を与えられなかった事が多くあるので、好意を持つ人からの愛情を確かめる目的も兼ねて自傷行為に走るのです。理由のないイライラ感や周りの人から見捨てられるという不安感を常に持っているので、境界性パーソナリティ障害である人は不安感を払拭するため、見せつけるような自傷行為をたびたび衝動的に行ってしまうのです。

幼い頃の愛情不足に加え、ホルモンバランスの崩れによる影響により、境界性パーソナリティ障害となる人の大部分は若い女性となっています。こうした精神傾向を改善させるには、十分なカウンセリングに薬物療法の組み合わせが最適とされています。衝動的な行動を自制できない境界性パーソナリティ障害は、たびたび自分や周囲の人へ不利益をもたらす行動を起こしてしまうので、衝動性を和らげるために精神を落ち着かせる薬を使用する必要があるのです。薬によって症状を和らげながら、カウンセリングによって問題となる精神傾向を本人にハッキリと自覚させ、認知行動療法によって自分の意思で精神をコントロールすることで、改善することができるでしょう。