パーソナリティ障害による問題|自分や周りを傷つけるココロの欠点

ルールを乱す障害

眼鏡の医者と笑顔の看護師

誰しも社会生活を営む場合、社会のルールに従って生活を行います。社会のルールに従うことは、自分と同じく生活を行っている周囲の人に対しての配慮となり、自分や周囲の人がルールに従うことで、巡り巡って自分への利益となるのです。しかし、パーソナリティ障害の中にはこうした社会のルールに従うことをよしとせず、利己的な行動を起こしてしまう人も多くいます。社会的な通念を乱す行動を意識的、無意識的に行う人を総称して反社会性パーソナリティ障害と呼び、本人だけでなく周囲の人へも大きな負担や被害をもたらしてしまう障害となるのです。一般の人であれば、何らかのルールを守る根拠として、自分自身が持つ良心に従うものです。車の運転中、別の道から入ってきた車に道を譲ることや、エスカレーターなどに乗っている際に片側に寄って乗るなど、良心に従い常に相手の心情を察した行動を行うものですが、反社会性パーソナリティ障害であればこうした一般的な考えは通用しません。無意識的に自分が利益を得る事を再優先に捉え、並んでいる列に割り込むことや、相手の人を利用し、陥れることも平然と行ってしまいます。これらの行動は悪意をもって行うものではなく、社会との関わり方を学んでいない幼い子供のように無意識に行うものです。子供ならば親からのしつけにより、社会生活を営む上で相手を思いやる良心を獲得しますが、反社会性パーソナリティ障害である人はこの良心を獲得していない事が多くあります。幼少期に親からの十分なしつけや愛情が得られていない場合にこうした精神傾向となる場合が多くあるので、健全な社会生活を営みたいと考えているならば、相手や自分に多大な不利益をもたらす前に治療を受ける必要があります。

反社会性パーソナリティ障害は、衝動性に基づく利己的な行動のほか、薬物やアルコールなどの依存性も高い傾向にあるため、放置しておくと重大な犯罪行為に手を染めてしまう場合もあるため、注意が必要となります。専門の医師に相談することで、こうした反社会性パーソナリティ障害を改善させることができるでしょう。社会的な規範などを学習し、繰り返し自分の障害からくる衝動性を抑制し続けることにより、社会のルールに従った行動ができるようになるでしょう。